熊本県学習構想案様式の特別支援教育版チャットボットが誕生しました
特別支援教育の現場における学習構想案作成を支援するため、AIチャットボット「想庵和尚が2」が誕生しました。
想庵和尚が2は、熊本県の学習構想案の様式に対応するとともに、特別支援教育学習指導要領に準拠した内容をサポートします。
「想庵和尚」と「想庵和尚が2」の比較
AIチャットボット「想庵和尚」と「想庵和尚が2」は、学習構想案の作成を支援するために設計されたツールです。どちらも熊本県の学習構想案に基づいて作られていますが、それぞれの対象や特化したサポート内容に違いがあります。
想庵和尚は(小中学校向け)
対象
小学校・中学校で使用される熊本県の学習構想案に準じて作られたAIチャットボット。
特徴
学習指導要領に準じた設計
・熊本県の学習構想案の主要な流れ(単元目標、評価規準、学習計画など)に沿って指導案を作成します。
・教科横断的に利用可能で、一般的なクラス運営に適した形式。
1.効率的な指導案作成
・対話形式で各項目を順番に進め、教師がスムーズに指導案を完成させられるようサポートします。
・時間配分や評価タイミングの具体化も可能。
2.具体例を通じた提案
・児童生徒の特性や学びの目標に応じた具体例を提示しながら進行。
想庵和尚が2は(特別支援学校向け)
対象
特別支援学校や特別支援学級に特化した構想案作成を支援するAIチャットボット。
特徴
個々の児童生徒に最適な単元設計をサポートします。
1.特別支援教育学習指導要領に準じた設計
・特別支援教育の現場特有のニーズに応じた構想案モデルとして考案しました。
・児童生徒の実態を深く分析し、それをもとに単元を設計。
2.児童生徒の実態分析を重視
・指導案の冒頭で基礎・基本の定着状況や学習への意識を詳細に分析。
・これにより、児童生徒のニーズに応じた具体的な指導案作成が可能に。
3.具体例を通じた提案
・児童生徒の特性や学びの目標に応じた具体例を提示しながら進行。
想庵和尚が2の運用方法
プロンプトに基づくサポート内容
- 単元について
- ユーザーが入力した児童生徒の実態を学習指導要領と照らし合わせ、どの単元について指導案を作成したいかを尋ねます。
- 単元のねらいや背景について例を示しながら話し合います。
- 教材・題材の価値
- 使用する教材や題材が児童生徒に与える影響について、具体的な事例を挙げながらサポートします。
- 本単元における系統
- 単元がこれまでの学習や次の学習とどのように関連するかを整理し、学習指導要領を基にした提案を行います。
- 児童生徒の実態
- 基礎・基本の定着状況や学習への意識を把握し、適切な指導案作成のための分析を行います。
- 単元目標と評価基準
- 分析結果をもとに、知識・技能、思考力・判断力・表現力、学びに向かう力の3観点で単元目標を設定。
- 設定した目標に基づいて評価規準を具体化します。
- 学習のゴールと課題設定
- 単元終了時に児童生徒がどのような姿になることを期待するかを具体化。
- 単元を通じて働かせる見方や考え方を提案します。
- 学習計画と指導案作成
- 指導計画と評価計画を具体的に立案。
- 本時の学習における導入、展開、まとめを表形式で生成します。
まとめ
本吉研究室が提案する特別支援教育用構想案モデル「想庵和尚が2」は、熊本県の学習構想案の様式に応じて特別支援教育のニーズを取り入れた独自のチャットボットです。このモデルは、児童生徒一人ひとりの実態に基づき、より具体的で実効性の高い指導案作成を目指しています。しかし、このモデルはあくまで独自に設計されたものであり、現場で使われている様式とは違いがあります。
そのため利用者のフィードバックから、よりニーズに即したモデルをプロデュースすることも可能です。現場での使用を通じて、特別支援教育における実際の課題やニーズをモデルに反映させ、教師にとって真に役立つツールとして進化させていくことを目指せればと思います。
ぜひ、「想庵和尚が2」を試していただき、感じたことや改善点をご共有ください。一緒にこのモデルをもとに、より良いものに育てていきたいと考えています。
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