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【シリーズ】軽度知的障害や発達障害がある生徒を対象とした自立活動(9)【自立活動の授業の実際⑥-話しやすい話題を考えよう-】

このシリーズでは、軽度知的障害や発達障害がある生徒を対象とした自立活動について、A特別支援学校の取り組みを軸に紹介していきます。

※本記事の作成に当たり、A特別支援学校からの許可をいただいています。

前回に引き続き、グループごとに行われた2,3年生の「自立活動の授業の実際」として、「話しやすい話題を考えよう」の授業内容を紹介します。

学習活動の流れ

実際の学習活動は以下のような流れで行われました。

学習活動の流れ
  1. アイスブレイク(ちぎってちぎって)
  2. 本時の学習目標の確認(個人目標の確認)
  3. 話しやすい話題を考えよう
  4. 自己評価シートへの記入

話しやすい話題を考えよう

「話しやすい話題を考えよう」の流れ
  1. ワークシートに相手に聞いてほしい、話しやすい話題を3つ記入する
  2. 話の聞き方について確認する
  3. ロールプレイ
  4. 一言感想
話の聞き方(これまでの自立活動の復習より)
  • 話をしている人の方を向いて聞こう。
  • 話は最後まで聞こう。
  • 自分の考えで同じところや違うところをみつけよう。
  • そうだなと思うときには、うなずいたり、相づちを打ったりしながら聞こう。
  • 分らないことは質問をしよう。
ロールプレイの流れ
  1. 挨拶 (「こんにちは。」)
  2. 共通な好きなもの探し (「あなたの好きなものは何ですか?」)
  3. 相手の話題からヒントを見つける (「〇〇くんは寿司が好きなんだね。そうそうこの間私は〇〇寿司に行ったよ…」)
  4. その他の話題
人に話しかけるときの鉄板話題
・天気
・ 好きなもの
・ 相手の持ち物
・ 分からないこと
・ 休日の過ごし方
・ スポーツ
話題にしてはいけない話題
・周りの悪口
・政治の話
・相手が熱狂的に応援しているチームがある時の場合は注意
・家族関係やプライベートに踏み込んだ話
・生々しいお金の話
りんご
りんご

フリートークの中にも手順話題にするとよいポイントがあると話しやすいですね!

次回は…

次回の記事では「自立活動の授業の実際⑦-ドラマを見て考えよう!ー」について紹介していきます。

コメント

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