伊藤忠記念財団から特別支援学校に寄贈されているDAISY規格の電子図書があります(DVDで配布)。この取り組みは2021年から行われていて、タイトル数も700を超えるほどとなっています。以前はパソコンでDVD視聴していましたが、パソコンのハードディスクにコピーできるようになったり、ipadでも視聴できるようになったりと充実してきました。一般的に電子図書やipadで使うアプリは有償であり、学校で環境を整備するには予算が伴いますので、まずはわいわい文庫で校内の電子図書の書籍を増やし、児童生徒さん達が積極的に使えるような環境づくりをされてはいかがでしょうか。
DAISY図書って知っていますか?
あのー、電子図書って知っていますか?
音声付きで読み上げてくれたり、読み上げるところの文字に色がついていてちょーわかりやすいんですけど!
それはねー、kyarin!
DAISYといって、視覚障害や普通の印刷物を読むことが困難な方々のために、デジタル録音図書の国際標準規格として開発されたデジタル図書や教科書のことですよ。
ちなみに、特別支援学校では、わいわい文庫といって伊藤忠記念財団より2012年から毎年無償で配布されたDVDがありますので、まずそれを使ってみて、他の団体の電子図書や電子教科書へランクアップしていったらいいかと思います。
ということで今回は、わいわい文庫をipadで、効果的に使う方法について説明します。
おしえてくださーい
わいわい文庫を「ipad」を使って、学校で効果的に使うには?
わいわい文庫を「ipad」を使って、学校で組織的に使うには、下図のような準備が必要です。動画1:35
わいわい文庫のDVDデータをzipファイルに変換して共有ドライブにコピーする
わいわい文庫のDVDからデスクトップに、データをコピーします。(許可されています)この方法は、伊藤忠記念財団のホームページにも記載されています。
動画2:13
コピーしたデータを、zipファイルに圧縮します。一度に全て圧縮せずに一つずつ行いましょう。(個々のファイルを一度にそれぞれzip化することもできますがここでは省略します。)
動画3:00
zip化したファイルを、共有ドライブにコピーします。校内ネットワーク内のドライブでもクラウド(Google drive)でもできますので、学校の状況に応じて領域を確保してください。なお、パソコンでもわいわい文庫を使いたい時は、最初にPCにコピーしたデータもPC用とフォルダ名を付けて入れておくといいと思います。
動画3:20
iPadにわいわい文庫を閲覧するためのアプリ「のじぎく」を入れる
わいわい文庫をIpadで見るためには、専用のアプリが必要です。ここでは、無料で使えるアプリ「のじぎく」をAppStoreからダウンロードしましょう。
動画5:24
共有ドライブからわいわい文庫ファイルをダウンロードして活用する
それでは、共有ドライブからiPadにわいわい文庫ファイルをダウンロードしましょう。ダウンロードできない場合は、MDMサービスによる管理ipadの場合は、zipファイル等のダウンロードが規制されている場合があるので、管理者に確認してください。
動画5:52
ダウンロードしたわいわい文庫ファイルは、ipadのファイルアプリにダウンロードされています。ここから、のじぎくにインポートしていきます。この時に、タップしてしまうとzipなのでファイルが解凍されてしまい、機能しなくなるので注意が必要です。
動画6:50
ファイルアプリ右上の「選択」をタップしてから、下部に表示されている「共有」をタップします。
動画7:04
すると、対応できるアプリが数個表示されますので、そこから「のじぎく」を選んでタップします。
動画7:21
これで、わいわい文庫が「のじぎく」にインポートサレ表示されます。めでたしめでたし!
あとは、設定で読み上げのスピードや、文字の大きさなど調整して、読書を楽しみましょう。
動画7:35
伊藤忠記念財団のホームページには、お宝がいっぱい!
伊藤忠記念財団のホームページには、わいわい文庫を使うための情報がいっぱいです。
今までのタイトルのインデックスから、パソコンやipadを使った閲覧方法、特別支援学校での活用事例など、詳細に説明してあります。
また、禁止事項についても記載されていますので、ご一読ください。
ということで今回は、「わいわい文庫をipadで効果的に活用しよう」でした。
学校に眠っている電子図書を蘇らせて積極的に活用していきましょう。下記の動画も参考にしてねー!
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